スライサによるフィルタ設定

トピックス

手順/構文

InfoAssist のレポートにスライサを追加後、これらを使用して、レポートにフィルタを設定することができます。スライサメニューから値を選択することや、表示レコード数の変更、新しいグループの作成、既存スライサグループのクリア、レポートプレビューの更新が行えます。

値が選択されていないスライサには、選択済みスライサによってフィルタされた値が表示されます。次のスライサメニューには、前に選択したスライサの条件に一致する値のみが表示されます。スライサへのフィルタは、スライサグループの表示順ではなく、選択された順序で設定されます。スライサの連鎖は、階層の場合にのみ有効になります。


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手順    スライサの関係演算子を変更するには

文字フィールドで使用可能な演算子は次のとおりです。

数値フィールドおよび日付フィールドで使用可能な演算子は次のとおりです。

  1. レポートに少なくとも 1 つのスライサを追加して、[スライサ] タブをクリックします。
  2. スライサで変更する演算の演算子ボタンをクリックします。

    下図のように、メニューに演算子のリストが表示されます (数値フィールドの場合)。

    注意:文字フィールドでは、[等しい] と [等しくない] の切り替えのみを行えます。

    スライサの演算子

  3. 使用する演算子をメニューから選択します。演算子の上にマウスポインタを置くと、演算の説明がポップアップ表示されます。

    演算子のツールヒント


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スライサの連鎖

手順/構文

階層 (キューブまたはディメンションベース) の場合、スライサの連鎖は、ユーザが操作した順序ではなく、階層内で設定されます。これにより、パフォーマンスの問題が回避されます。

下図は、ディメンションビルダベースの階層を示しています。

ディメンションビルダベースの階層



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手順    スライサを連鎖するには

同一階層の各フィールドのコントロールには、互いに連鎖が設定されます。下図の例では、作成されたレポートに、製品の売上数量がカテゴリ別、年度別に表示されています。

製品のカテゴリ別、年度別の売上数量レポート

  1. レポートを作成します。
  2. スライサを作成するにはの手順に従って、複数のスライサグループを作成します。

    下図の例では、このレポートに 2 つのグループが作成されています。これらのグループは、[Product] と [Time (Sales)] です。これらは階層から作成されているため、互いに連鎖が設定されます。

    [Product] および [Time (Sales)] の階層グループ

    下図の例では、[Product] グループの最初のコントロールとして [Televisions] が選択されています。

    [Product] グループの最初のコントロールとして選択された [Televisions]

    [OK] をクリックすると、下図のようにドロップダウンメニューに新しいコントロールが表示されます。

    ドロップダウンメニューの新しいコントロール

    小数点の左側の「1」は、ユーザが操作した連鎖の中で、これが最初の連鎖であることを示しています。小数点の右側の「1」は、その連鎖内のコントロールの中で、これが最初のコントロールであることを示しています。

    下図の例では、[Product] グループの 2 つ目のコントロールとして [Flat Panel TV] が選択されています。フィルタが設定された結果、このメニューには [Televisions] のサブカテゴリのみが表示されています。

    2 つ目のコントロールとして選択された [Flat Panel TV]

    下図のように、[Product] サブカテゴリのドロップダウンメニューに [Flat Panel TV] が表示されます。

    [Product] サブカテゴリメニューの [Flat Panel TV]

    「1.2」という数字は、これが最初の連鎖の 2 つ目のコントロールであることを示しています。

    一方、2 つ目のグループとして [Time (Sales)] が作成されています。下図のように、このグループには 2 つのコントロールがあり、最初のコントロールは [Year (Sales)]、2 つ目のコントロールは [Quarter (Sales)] です。

    [Time Sales] グループの [Year Sales] および [Quarter Sales] コントロール

  3. 作成したスライサグループのコントロールを使用して、レポートにフィルタを設定します。

    下図の例では、レポートにフィルタが設定された結果、2007 年の第 1 四半期に販売された Flat Panel TV の数量のみが表示されています。

    フィルタ設定後の 2007 年第 1 四半期 Flat Panel TV 売上数量レポート

    注意:連鎖の順序は、動的に機能します。たとえば、最初に [Product] サブカテゴリから [Camcorder] を選択した場合、[Product] カテゴリのコントロール値は [Video Production] になります。


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