iWay MDC (Master Data Center) は、企業レベルでのマスターデータ管理 (MDM) 戦略をサポートするための IT インフラコンポーネントです。あらゆる組織での MDM の主目的は、ビジネス全体の業績を向上させるために、1 つの視点でビジネスを把握できるようにすることです。iWay MDC は、既存の IT インフラにスムーズにプラグインできるよう設計され、リアルタイム SOA アーキテクチャおよびバッチモード操作、あるいはこれらを組み合わせたものをサポートします。

iWay MDC は、すべての組織に必要不可欠な高品質のマスターデータを提供することを目的とした最新テクノロジです。iWay MDC は、既存システムとのシームレスな統合を行えるよう設計されたプラグアンドプレイソリューションです。iWay MDC を使用すると、複雑なプロジェクトが簡素化され、初期開発から展開までの時間が短縮されます。その結果、企業はより迅速にマスターデータ管理を実装し、それをビジネスに役立てることが可能になります。

iWay MDC は、Web サービス、メッセージキュー、特定のプラグインモジュールを介して、ほとんどの ESB (Enterprise Service Bus) ミドルウェアとの統合を容易に行えるよう設計されています。これらのリアルタイムインターフェースに加えて、iWay MDC 自体で、大規模データを対象としたタスクの実行 (例、初期ロード) やオンライン変更処理が許可されていないシステムへのアクセスを、バッチ処理としてスケジュールし、実行することもできます。ビジネス面においてマスターデータ管理を促進することの利点、およびその中で iWay MDC が果たせる役割は次のとおりです。

• 規制の順守能力が向上し、規制上のリスクが低下する。
• 顧客情報を統合することで、マーケティングの効果 (アップセルとクロスセル) が増大する。
• 顧客満足度およびサービスが向上する。
• 情報の品質が向上することで、企業のリアルタイムの意思決定能力が強化される。
• データ品質に関連するコストを削減する。