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ReportCaster は、レポートをスケジュール、配信、格納するための強力なツールです。ReportCaster には、レポート作成の生産性を高め、全体的な適時性および精度を向上させる機能が多数用意されています。これらの機能は、レポートのスケジュールおよび配信を強化するように設計されていますが、レポートの履歴や一般のレポート格納場所へのセキュアアクセスも確保されています。これらの機能を使用して、次のことを行えます。
ReportCaster の機能の 1 つが、レポートをスケジュールして、指定した時間や間隔で実行することです。実行されたレポートは、Email 配信、FTP サーバ経由の配信、プリンタへの配信、および ReportLibrary レポートと Managed Reporting レポートを格納する WebFOCUS リポジトリへの配信などの方法で送信することができます。ReportLibrary または WebFOCUS リポジトリに配信するレポートは、データベースに格納され、権限を所有するユーザのみがアクセスできます。レポートは、単一のアドレスに配信することや、配信リスト、配信ファイル、動的リストを使用して受信者グループに配信することができます。
レポート全体を配信することも、ReportCaster バースト機能を使用してレポートをセクションに分割して配信することもできます。レポートをバーストすると、レポート内の指定したセクションのみが送信されます。
ReportCaster では、レポートの配信、スケジュール、バージョン管理によるセキュアな格納が完全に自動化されています。ReportCaster は、自動バースト、アラート駆動型のレポート、動的なレポートフォーマット、強力な配信方法などの機能を備え、現在だけでなく、将来のアクセスや使用を考慮して、レポートの実行、配信、セキュアな格納を実現できるよう設計されています。
ReportCaster の特長は、何千もの受信者に情報を配信できるという点での拡張性の高さにあります。たとえば、月末の財務情報を企業幹部に配信したり、膨大な数の証券報告書、光熱費の請求書、携帯電話の明細書を受取人別に分類して配信したりします。
下図は、ReportCaster のコンポーネントと、スケジュールの作成時およびスケジュールジョブの処理時のプロセスを示しています。
ReportCaster Distribution Server は、スケジュール済みジョブの実行および処理のプロセスを管理する Java アプリケーションです。ReportCaster Distribution Server は、WebFOCUS Reporting Server およびその WebFOCUS コンポーネント (Web サーバおよび Application Server 上に常駐) と同一または異なるプラットフォームにインストールすることができます。
WebFOCUS Reporting Server は、スケジュール済みリクエストを処理し、データを取得した後、レポートを ReportCaster Distribution Server に返します。Distribution Server は、受信したレポートを、スケジュールで指定された送信先に配信します。ReportCaster では、複数の WebFOCUS Reporting Server ([Distribution Server の構成] インターフェースで指定) と 1 つの WebFOCUS リポジトリ (WebFOCUS 管理コンソールの WebFOCUS の構成で指定) がサポートされます。
ユーザが ReportCaster スケジュールを作成すると、ReportCaster Distribution Server が WebFOCUS リポジトリ内を検索し、次回実行時間が現在の時間より前に設定されているスケジュールがあるかどうかを確認します。スケジュール済みジョブが実行されると、WebFOCUS リポジトリに格納されているスケジュール情報に基づいて、次回実行時間が更新され、スケジュールを次に実行する日時が設定されます。
ReportCaster のツールのそれぞれへのアクセスは、WebFOCUS のセキュリティ処理により制御されます。これにより、管理者は ReportCaster へのアクセスを許可するユーザによる、次の処理の実行を制御することができます。
ReportCaster は、ReportLibrary および API も備えています。ReportLibrary では、ReportCaster により配信されたコンテンツを格納して管理することができます。これにより、コンテンツの検索や使用をより迅速に行えるようになります。ReportCaster API では、Java テクノロジと Web サービスの両方が使用されています。
ReportCaster のツールは Web ベースのリッチインターネットアプリケーションであり、ReportCaster の構成、およびスケジュール、配信リスト、アクセスリスト、ログレポートと ReportLibrary レポートの作成は、この機能により実現されています。ReportCaster の各ツールへのアクセスは、WebFOCUS Client セキュリティ認可モデルにより制御されます。
権限を所有するユーザは、BI Portal、ダッシュボードの WebFOCUS リポジトリツリー、および Developer Studio から、一部の ReportCaster ツールにアクセスすることができます。
これらのツールには、次のものがあります。
配信リスト WebFOCUS リポジトリに格納されるリストです。このリストを使用して、スケジュールされたレポート出力の配信先として、複数の Email 受信者を指定することができます。LDAP データソースを使用している場合は、ReportCaster コンソールの構成ツールで LDAP Email 設定を構成することで、このデータソースに格納されている Email 情報にアクセスすることができます。この設定を構成すると、社内の Email アドレス帳から Email アドレスを選択することが可能になり、すべての Email アドレスを手動で入力する手間が省けます。
また、配信先として FTP またはプリンタを設定した場合は、レポート出力の配信先となるファイルシステムへのパスとファイル名、またはプリンタを指定することができます。
詳細は、 (http://documentation.informationbuilders.com) に掲載された、次のマニュアルを参照してください。
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